不覚！カーブで転倒《肋骨骨折で入退院》

久し振りのブログ更新となりました。

と云うのも実は..。
前回のツーリングで不覚にもカーブで転倒し、二週間ほど病院の世話になっていました。

みっともない話しですが、痛い目に遭っても日が経ってしまうと忘れる都合のいい性格なんで、ときどき本記事を読み返して自分に対して（願わくば本ブログを読んでくださる方々にも）注意喚起できれば..と思い、事の顛末をアップします。
なお、すでに退院しており快方に向かっています。どうぞ心配はご無用に願います。

あれは 9月7日の土曜日。
栃木県日光の "華厳の滝" を見物に行った帰道での出来事です。
"いろは坂" を下り終え、日光宇都宮道路の清滝IC付近で 栃木県道277号（小来川清滝線）を鹿沼市方面に南下して数kmほど走った場所でした。

行き交う車両に出くわすのも数分毎と云うローカルな県道。
道路の横幅も3mチョイほどしかなく "険道" と例えてもイイような道でした。
そんな状況ですから 25 ～ 45km/h のマイペースで走っていたんですけどねぇ..。

橋を渡って直ぐのところ、道の中央に細かな砂利が広がっているのが見えました。
いまの位置からだと、どう考えてもコーナリングの途中で横切る必要がありそうです。

「速度を落とさないと..」と思って、やや強めにブレーキを掛けたら
キキッ！.. 音がしたのと同時に左に転倒してしまいました。

再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら

当方の損害状況ですが、
① 前の左ウィンカー
　 支障なく動作しますが、根元にヒビが入って正面を向いていません。
　
② タンクカバー左側面
　 目立つほどではないけど傷が..
　
③ 左ミラー
　 擦り傷。
　
④ シフトペダル
　 ゴムカバーの先っぽが千切れて、擦り傷が付いてしまいました。
　
⑤ ジャケット
　・左肩に大きな穴
　
　・左裾に擦り傷
　
⑥ デニムパンツ
　 左膝縫い目の糸が切れました。
　
⑦ ライダー当人
　 二週間経過した今ではカサブタが取れて新しい皮膚が出来ていますけど、左膝と左肘に擦過傷。

問題はココからです。
コケたとき左脇に相応の痛みを感じていたのですが「打撲だろう」と自己判断し、バイクの自走に支障が無かったこともあって、自宅まで帰っちゃったんです。
自宅に着いてジャケットを脱ぎ「皮下出血で派手に紫色に成っちゃっているだろうなぁ～」と鏡の前に立って左脇を見てみたのですが..。
痛みの割りには紫色の箇所が何処にも見当たらないんです。
痛みを感じるところもフツーに肌色です。

でも、そこそこ痛いし、体をひねるとゴキゴキと左脇から聞き慣れない音が聞こえます。
で、翌朝一番に病院で診察を受けてみたら..、やっぱりね、嫌な予感は的中していたみたい。
十二対ある肋骨のうちの左側三本がポキっと折れているそうなんです。
二本までなら通院でも治療は可能だけど、さすがに三本だと折れた骨が内蔵を傷付けるリスクもあるし、体内で出血した血が（肺が収まっている）胸の空間に溜まって呼吸障害を起こしかねないし、自宅療養中に事が起きたら即座に対応できないでしょ.. との理由で即入院に成っちゃいました。トホホ...。

とくに手術をする訳でもなく、投薬と云っても痛みを緩和する鎮痛剤が中心。
バストバンドとかリブバンドと呼ばれるサポータを胸に巻いて、楽な姿勢でじっと自然治癒に任せる日を二週間過ごしました。
体内で出血した血は胸に溜まっていました（この状態を血胸［ケッキョウ］と呼ぶそうです）が、その量は少なくて、ドレナージ手術（血を意図的に抜くこと）に頼らずとも、治癒力で改善できそうと云うことで、体を捻らなければ痛みも殆ど感じなく成ったこともあって、退院してきました。

今回のことでバイクで転ぶとどうなるか.. を身をもって体験しました。
折れた骨が他の臓器や部位に悪さをしていたら、体内での出血が治まらずに血胸状態が悪化していたら、プロテクタに拠る身体保護が無かったら、運転技術を過信してスピードをもっと上げていたら、こんな呑気にブログをアップすることは多分出来なかったでしょう。

何よりも安全第一。
どんなときも気を引き締めて、無事に帰宅することを最優先に考えて走ろうと思います。

蛇足ですが、折れた骨の再生 と 再生された骨の硬化 には二ヶ月位の時間が必要とのこと。
少なくとも、もう二週間ほどバイクはお預けとなりそうですよ。
えっ？.. 明日からの ビーナスライン ツーリング ですか？
入院が決まった時点で、どう考えても無理だと思ったので、宿はキャンセルしました。
いつか判りませんけど、また宿を予約し直して ビーナスライン ツーリング を実現させたいですね。

コメント 2

こんにちは。
久々の更新と思ったら...
まあ大事に至らず（って２週間入院はおおごとですが）ブログにアップできるのは、幸運だったと思って、今後は気をつけたいですね。

砂砂利が滑ると思って強くブレーキを掛けたら、（砂利の所で）ロックして転けるのは、当然と言うか...大昔に雪の降った翌々日に、日陰の所謂ブラックアイスに乗って派手に転んだことあり）滑りやすい所は、なるべく直立させてスロットルはそのままで行くしかないです。
後、土の上とかも走って、滑る感覚？も身につけておいた方が良いかも？
まあ、スピードが出過ぎて居たとか、色々他の要因もありますが、転んだ所に４輪が来たらアウトですから、くれぐれも気をつけて。
by HIRO (2019-09-22 23:24) 

こんにちは、HIROさん。
コメントありがとうございます。
タイヤが滑る経験は初めてのことで、スリップ音が鳴った瞬間は、コケる前提で振り落とされないようにする（ハンドルをしっかり握り、強くニーグリップして、顎を引く）ことしか出来ませんでした。
痛い目に遭いましたけど、反省すべきこと・学んだことがありましたので、今まで以上に ”気を付けたい” と思います。
by 勝ぴぃ (2019-09-23 00:15)